フランス・パリ「モンマルトル」映画アメリのロケ地を観光

パリで最も高い丘の街「モンマルトル」の観光ガイド

パリで最も高い丘の街「モンマルトル」の観光

プランス・パリにあるモンマルトルの旅行ガイドです。パリ18区市内郊外にあるパリで最も高い丘の街モンマルトル。

フランス・パリの観光でも定番となっている「エッフェル塔」や「凱旋門」などの名所からもすぐ分かる白亜のサクレクール聖堂が目印の街です。石畳が美しく、情緒有るパリの下町という感じのこの街には、名所が数多くあります。パリ中心部からメトロで15分ほどです。最近は映画アメリの街として若い女性の観光客に人気のモンマルトルは、昔から芸術家に愛された街としても有名です。

パリ18区 芸術家が愛したモンマルトル

パリの18区にあるこの市内でもっとも高い丘の地区をモンマルトルと言います。

石畳の坂道、画家の集まる広場、白亜の美しい寺院、丘からみるパリ市内の美しい景色、赤い風車の建物など、この界隈には魅力的な観光スポットが多く集まっています。

モンマルトルはかつて芸術家が多く住んだ街です。ピカソ、モディリアーニ、ルノワール、ゴッホ、コクトーなど有名な画家たちがこぞってこのモンマルトルに住み、モンマルトルを描いてきました。これらの芸術家達が愛したシャンソンサロンは今もモンマルトルにあります。伝説の店と言われる「ラパン・アジル」そのお店にいけば古のモンマルトルに出逢えるかもしれません。モンマルトルはシャンソンが特に似合う街です。街なかを散策していると有名なシャンソンの一節が頭に浮かんでくるような、そんな旅情感の漂う街なのです。

現在のモンマルトルは丘からの景色を楽しむべくパリ市民、観光客で常に賑わっている場所です。

この界隈のもう一つの顔が夜の街。情緒有る石畳の細い路地を西の方へ下って行くと、目を疑うほど猥褻な文字のオンパレ−ドという大通りに出くわします。モンマルトルの西南麓、メトロのPigalle駅近辺は風俗街、いわゆる大人の街なのです。あまりの露骨な文字に写真を収める人も多いこの界隈も、モンマルトルらしい場所なのです。古くは19世紀から歓楽街が始まり、映画にもなったムーラン・ルージュなどキャバレーが多く連なる街だったのです。

映画の主人公アメリの住んだ街 モンマルトル

パリを舞台にした映画「アメリ」を見て、モンマルトルを訪ねる旅行者も多くいます。

アメリとはモンマルトルを舞台にしたフランス映画で、2001年に公開されました。

パリの日常を描いた作品で、これを見てパリに行きたくなった女子は多いはずです。

モンマルトルを観光 アメリの映画からおすすめスポットを紹介!

アメリの映画の世界は、モンマルトルに普通にある景色ばかりなのですから。ここではモンマルトルのアメリ撮影場所をまとめておきましょう。

モンマルトルの丘

アメリでなくとも好きになる場所、パリが一望できるモンマルトルの丘。アメリが好きなのはここからの景色を見て「何人の人がオーガズムに達しているのか」と空想することでした。モンマルトルの丘ヘは フニクレールというケーブルカーがあり、これに乗ると楽に登れるのでおすすめです。フニクレールのGare-Basse駅へはメトロAbbesses駅からもしくはAnvers駅から、どちらも約5分ほどです。

メリーゴーランド

パリで最も高い丘の街「モンマルトル」のメリーゴーランド

アメリがニノを呼び出した印象的なメリーゴーランドはモンマルトルの丘の上、サクレクール寺院に上る石段の下の広場にあります。こちらもモンマルトルの丘同様Abbesses駅からもしくはAnvers駅から行きましょう。

カフェ・デ・ドゥ・ムーラン

アメリが働いていたカフェ。こちら同じ名前で営業中です。映画の中心の場所でもあるカフェ店内には、アメリグッズが多く飾られています。アメリ好きなら一度は訪れておくべき聖地でしょう。アメリが食べていたクレームブリュレはこのカフェの名物です。メトロBlanche駅から徒歩5分ほどです。

オ・マルシェ・ドゥ・ラ・ビュット

アメリが住むメゾンの1階にある八百屋さん。嫌味なコリニョンのお店として有名。実際は普通に野菜や果物、雑貨などを置く何でも屋さんです。もちろん嫌味なコリニョンはいませんが、アメリの名前の由来のチョコレートは置いてあります。こちらはメトロAbbesses駅から徒歩3分ほどです。

トロワ・フレール通り

アメリのメゾンがある路地です。トロワ・フレールとは3人兄弟という意味。この石畳の路地とパリ独特のおしゃれな建物はとても雰囲気があり、写真に残したくなる風景です。モンマルトルにはこういう路地が多くて、建物を一つ一つ見ながら散策するもの楽しいです。こちらもメトロAbbesses駅から徒歩3分ほどです。

Abbesses駅

モンマルトル散策の出発駅になるメトロの駅。アメリがニノと出会った運命の場所です。シャンソンが流れるとても印象的な場面でした。Abbesses駅はメトロ12番線、パリ市内中心部のサンラザールやマドレーヌ、コンコルドなどを通るメトロの線上にあります。 Abbesses駅はメトロのホームから地上に出るまで階段だとかなり長いので大変。エレベーターがあるので、エレベーターにのりましょう。足に自信のある人はぜひ階段トライしてみてください。

Lamarck Caulaincourt駅

Abbesses駅の次の駅にあたるLamarck Caulaincourt駅。アメリが盲目のおじいさんの手を引き、街について説明する場面です。この辺りは、モンマルトルの北のエリアのためか、観光客が少なく割りと静かで情緒有る駅です。

トイズパレス

ニノが働いているポルノショップです。こちらはPigalle駅からクリシー通りに沿って西へ約3分。先にも説明したように、Pigalle駅周辺の大通りにはこういうお店が多く並んでいます。このお店はまだかわいい方の部類かと思いますが、見るからにポルノとわかります。この辺りのお店どこもそうなのですが、フランスの特徴かもしれませんが、露骨ではあっても卑猥ではないのです。人によって感じ方は違うので一概に言えませんが、割りと外から見るだけなら女子でも大丈夫です。ただし、夜に見に行くのは危険地帯なのでやめておきましょう。

モンマルトル観光定番のサクレクール寺院

モンマルトル観光定番のサクレクール寺院

モンマルトルの丘の上にそびえ立つ、ひときわ目立つ白亜の建物がサクレクール寺院です。1914年に完成したキリスト教の教会堂、バジリカ大聖堂とも言います。

この寺院はエッフェル塔や凱旋門などと並びパリのシンボルとして有名です。

サクレクール寺院のあるモンマルトルの丘からのパリ市内の眺望は抜群。パリの主要観光名所は全て見ることができ、なんとも清々しい景色が広がっています。

サクレクール寺院ヘはAnvers駅もしくはAbbesses駅のどちらかから徒歩で。Abbesses駅はメトロのホームから地上に出るまで階段だとかなり長いので大変。エレベーターがあるので、エレベーターになんとかのりましょう。

各駅からサン・ピエール広場まで行き、ここからは階段でも登れますし、フニクレールで丘の上へ行くことも出来ます。フニクレールはメトロの回数券で乗れるので、フニクレールで行くことをおすすめします。

外観の美しさもさることながら、建物に一歩踏み入れれば美しい装飾の内装にため息がでることでしょう。あまりにも美しいモザイク画とステンドグラス、パリにはステンドグラスが美しい教会が沢山ありますが、ここもその一つです。

教会上部のドームには螺旋階段で上ることが出来ます(ドーム見学6ユーロ)。ずっと続く螺旋の石の階段をひたすら上ること300段。ここは360°の大パノラマがご覧いただけます。まさにパリ市内一望です。モンマルトルの丘からの景色ももちろん素晴らしいのですが、足で頑張って上りきった人だけが見られる景色はまた格別です。

モンマルトルの代名詞 テルトル広場

サクレクール寺院の裏辺りにある小さな広場。絵描きさんが多く集まっている広場がテルトル広場です。古くはピカソやユトリロなどがこの近くに居を構えた場所で、画家たちが集まるのはその所以からです。もちろん絵を書いてもらうのは有料。色々な画風の人がいるので、ぶらぶら歩いて覗き見るのも楽しいですし、気に入った絵のタイプの人がいれば、記念に書いてもらうこともできます、もちろん有料で。

このサクレクール寺院やテルトル広場周りには簡単な食事のとれるお店もあります。おすすめはやっぱりクレープ。パリに行ったらクレープを食べたいと思っている人はぜひテルトル広場近くのメゾン・ド・クレープへ。ここで並んでいる人、ほぼ観光客というくらい人気のお店です。今もあるかどうかわかりませんが、ここの近くでプレッツエルの露店を出しているおじさんがいました。私はその人の笑顔が忘れられなくて今も覚えています。慣れない日本語を一言二言話してくれて、楽しそうなおじさんでした。このモンマルトルの下町には観光客に慣れている人が多いからか、人々の顔が優しいのもこの辺りの特徴です。都会のシャンゼリゼ辺りとは全く違う印象を受ける街なのです。

モンマルトルのナイトスポット ムーランルージュ

ニコール・キッドマン主演の映画にもなったことで再度有名になった赤い風車の建物、キャバレー「ムーラン・ルージュ」です。

モンマルトルの西南麓にあるムーラン・ルージュの歴史は大変長く、1889年に誕生しました。画家ロートレックがこのムーラン・ルージュに通い詰め、踊り子さん達の絵を書き続けていたのは有名な話です。また古い時代にはフランク・シナトラやエルビス・プレスリーもこの舞台に立っていたそうです。

こちらのキャバレーはただのキャバレーではありません。キャバクラのようなものではなくショーを楽しむもの、世界中から男女問わず多くの人が訪れる人気のショーなのです。歌やダンス、大道芸など、陳腐なもの芸からため息が出るほど素敵なダンスまで様々な見せ物で盛り上げてくれます。見どころは何と言ってもフレンチカンカン。フランスのショーの代名詞です。一糸乱れぬ女性たちのラインダンスは圧巻。スカートふりふり踊る女性たちは、すこし際どい場面もありますがお色気ムンムンという感じではないですし、女性でも十分楽しめるショーです。

毎日2回の公演があり21時のドリンク付きショー、23時のドリンク付きショーの2回、19時〜ディナーを頂き21時の公演を観るというプランもあります。