茨城県に位置する息栖神社は、古くから多くの信仰を集める神社として知られていますが、一方でその神秘的な雰囲気から「怖い場所」との噂も囁かれています。神社の背後に広がる深い森、夜の静寂、そして古い伝説や神話。これらが絡み合い、訪れる者に不思議な感覚をもたらすことがあると言われています。しかし、その背後にはどのような神様が祀られているのか、そしてどのようなご利益があるのか。この記事では、息栖神社の魅力や神秘を深掘りしていきます。
息栖神社とは
息栖神社(いきすじんじゃ)は、茨城県神栖市息栖に位置する神社で、国史見在社として知られています。旧社格は県社です。
息栖神社に祀られている御祭神は何の神様?
主祭神として久那戸神(岐神)が祀られています。社伝によれば、鹿島神・香取神による葦原中国平定の際、東国への先導を務めた神とされています。また、相殿神として天鳥船命(鳥之石楠船神)や住吉三神が祀られています。
鳥之石楠船神とは?(とりのいわくすふねのかみ)船の神
息栖神社のご利益は?
神社の由緒書や境内説明板には具体的なご利益に関する記述は見当たりませんが、祭神が水上交通の神であることや、鹿島・香取と同様に東国開発の一拠点であったことが示されています。
香取神宮と鹿島神宮と息栖神社の関係は?東国三社
息栖神社は、鹿島神宮(鹿嶋市)、香取神宮(千葉県香取市)とともに『東国三社(とうごくさんじゃ)』と称され、古くからの信仰の対象となっています。
東国三社とは?
東国三社は、関東地方に古くから存在する3つの神社を巡ることを指します。
これは「東のお伊勢参り」とも称され、以下の3つの神社を指します。
鹿島神宮(茨城県)
息栖神社(茨城県)
香取神宮(千葉県)
息栖神社の見どころ
息栖神社の社殿は昭和35年(1960年)に火災で焼失し、現在の社殿は昭和38年(1963年)に再建されたものです。また、一の鳥居の両側には「忍潮井」と呼ばれる2つの井戸があり、「日本三霊泉」の1つとされています。
精霊の宿る「オガタマの木」
幸運のパワーを増幅させるオガタマの木も精霊の宿る木と言われパワーがもらえます。
1000年湧き続ける井戸は日本三大霊泉のパワースポット
一の鳥居の両側に位置する「忍潮井」は、神功皇后3年に造られたとされる井戸で、日本三霊泉の1つとして知られています。この井戸には「男瓶」と「女瓶」という二つの瓶があり、1000年以上も清水が湧き出しています。この井戸の水には、縁結びのご利益があると言われています。
息栖神社は怖い不思議な場所?
息栖神社は、日本神話にも関連する神社で、1000年以上も湧水が出ていることや、井戸の神様がいるということもありパワースポットとなっています。東国三社はパワーの強い場所なので、怖いくらいパワーを感じたり、不思議な出来事が起きたりすることもあるかもしれませんね。
息栖神社へのアクセス
バスの場合
高速バス・路線バスで「鹿島セントラルホテル」バス停下車(下車後徒歩約30分)
車(タクシー)の場合
JR東日本の小見川駅・潮来駅・鹿島神宮駅から約20分