長瀞町（ながとろまち）は埼玉県秩父郡にあり、都心から車や電車で約二時間の距離の関東圏内では、ちょうど良い観光地です。
観光としては、何と言っても秩父鉄道が運営する「荒川ライン下り」と阿左美冷蔵の天然氷を使ったかき氷が有名な町です。
子どもからお年寄りまで楽しめて、カップルでのデートやファミリーにも親しまれている埼玉の観光地の一つです。
休日は、西武鉄道の路線に蒸気機関車（SL）が走行し、運が良いと川遊びをしながらSLが橋を渡るところが見れたり、貴重な体験ができます。
写真を撮影するのが好きな方にも人気のスポットです！
川を中心に綺麗な景色が広がる長瀞の自然
長瀞は長い瀞（とろ）が地名の由来と言われ、水の豊かな場所です。
5月～新緑、6~9月は川遊びやバーベキュー、10月頃キバナコスモス、11月から紅葉という感じでそれぞれいろいろな楽しみ方ができます。
長瀞ライン下り、カヤック、ラフティングは定番観光プラン
長瀞町を流れる荒川で楽しめるのが、ライン下りです。3月始め頃から12月初め頃まで運行されています。
出航時間は１０時から１時間おきの１日５便です。ＷＥＢでの予約受付は３０日前から前日の１２時まで。予約優先ですが、当日も出航の３０分前までに長瀞ラインくだり本部へ行けば余裕があれば乗船可能です。
料金は中学生以上の大人が３０００円、三歳以上の小人が１４００円となっています。
１０人以上になると団体となりますので、事前の電話申し込みが必要です。
コースは親鼻橋から荒川のシンボルでもある岩畳までのＡコース、岩畳から高砂橋までのＢコース、親鼻橋から高砂橋までの全コースの３コース。
所要時間はＡ・Ｂコース共に約３キロで１５～２０分、全コースは６キロで３０～４０分となります。長瀞ラインくだりの本部から親鼻橋までと、高砂橋から本部までは無料送迎バスが用意してあります。
Ａ・Ｂどちらのコースも急流スポットがあり、ライン下りを堪能することができます。
この他、ラフティングやカヤックなどもあり、ファミリーだけでなく、学生の旅行などにも人気が高いスポットです。
川原は多くの場所で水辺まで降りることができ、場所によっては川遊びやバーベキューを楽しめます。
阿左美冷蔵（あさみれいぞう）の天然かき氷は一度は食べるべき
天然氷は阿左美冷蔵で食べることが出来ます。阿左美冷蔵は創業が明治２３年と歴史のあるお店です。
テレビの特集や口コミで話題になり、知名度が高いお店です。
阿左美冷蔵（あさみれいぞう）の天然かき氷の行列と待ち時間
7~9月の夏休みシーズンは、阿左美冷蔵の天然氷のかき氷目当てにたくさんの観光客が押し寄せ、写真のような大行列になります。
2時間ほど並ぶこともあるので、帽子をかぶりトイレを済ませて飲料をもって並ぶことをお勧めします。
暑い中行列にならんで食べるかき氷は格別です。
1月にはお正月メニューがあったり、その他のかき氷シーズン以外も季節の食材のシロップのかき氷などもありますので、敢えて夏を避けて食べに行くこともお勧めです。
長瀞の天然氷かき氷はどこで食べられる？
現在、天然氷かき氷は、阿左美冷蔵金崎本店、阿左美冷蔵寶登山道店、うるし工房やましたの三店で食べることが出来ます。
天然氷は宝登山の沢の一角の人工池で造られています。天然氷だけあって、天候によりその氷の出来が左右されるようで、寒ければいいというものでもなく大敵はなんと雪だといいます。
この天然氷に天然のシロップをかけるのが特徴です。ふわふわで病みつきになる天然かき氷はお値段はメニューにより異なりますがだいたい６００円から１０００円程。
美冷蔵寶登山道店は１２月から３月まで休業、金崎本店は一年中営業しています。
宝登山神社はパワースポット！
宝登山は、昔、攻め込まれたときに火矢を放たれ、火の海になったのですが、その時に狼の神様（犬神）が火を消し去ってくれたという伝説があります。
その時に、火止山（ほどやま）と名付けて山頂に神様を祀ったそうですが、後に今の宝登山という名称になったと言われます。（諸説あります）
そのため、宝登山神社の御朱印には、火災盗難除け・諸難除けのご利益があるともいわれます。
また、宝登山という名前から、宝の山という縁起の良いイメージが連想され、商売繁盛や金運アップなども言われています。
奥社参拝にはロープウェイもあります。
長瀞は埼玉の誇る老若男女楽しめる観光スポット
長瀞は電車の場合は長瀞駅で下車し、ライン下り・天然氷かき氷・宝登山神社などのスポットを回ることができます。
また、車でアクセスした場合も、有料駐車場に駐車してぐるりと楽しめます。ライン下りを行うと駐車場の割引があるところもあります。
長瀞は、済んだ空気の中、マイナスイオンを全身で感じ、お年寄りから子どもまでいろいろな楽み方をできる埼玉の観光スポットです！
