香取神宮は、千葉県香取市に鎮座する歴史ある神社で、関東地方を代表するパワースポットとして知られています。古くから多くの参拝者が訪れるこの神社は、どのような神様が祀られているのでしょうか?また、どのようなご利益があると言われているのでしょうか?この記事では、香取神宮の魅力や背景について詳しく探っていきます。
香取神宮とは
香取神宮は、日本全国に約400社存在する香取神社の総本社として知られています。下総国の一宮でもあり、『日本書紀』に登場する経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祀っています。この神様は「国譲り神話」において、鹿島神宮に祀られる武甕槌大神とともに日本に遣わされた神とされています。
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香取神宮に祀られているのは何の神様?
香取神宮には経津主大神が祀られています。この神様は家内安全、産業(農業・商工業)指導の神、海上守護、心願成就、縁結び、安産の神として幅広く信仰されています。
香取神宮のご利益は?
香取神宮には家内安全、産業(農業・商工業)指導、海上守護、心願成就、縁結び、安産などの多岐にわたるご利益があるとされています。
香取神宮と鹿島神宮の関係は?
香取神宮と鹿島神宮は深い関係にあり、香取神宮の要石と鹿島神宮の要石は、それぞれ凸型と凹形をしており、互いに補完する形となっています。伝承によれば、鹿島神宮がナマズの頭を押さえ、香取神宮が尾を押さえているとされています。
東国三社とは?
東国三社は、関東地方に古くから存在する3つの神社を巡ることを指します。
これは「東のお伊勢参り」とも称され、以下の3つの神社を指します。
鹿島神宮(茨城県)
息栖神社(茨城県)
香取神宮(千葉県)
香取神宮の見どころ
香取神宮本殿
昭和52年6月27日に重要文化財に認定された本殿は、1700年に徳川幕府が建てたもので、桃山様式を取り入れています。
香取神宮の要石
鹿島神宮と地下でつながっていると言われており、凸型をしています。
香取神宮の三本杉
香取神宮の三本杉は源頼義が参拝した際に、「天下太平社頭繁栄子孫長久の3つの願 成就せば北の杉 自ら三岐に別れん」と祈願したところ、1株の杉が三岐に別れたと言われています。その杉は圧巻の迫力とパワーを感じられます。
お守りと御朱印
「本宮」と「奥宮」の2種類の御朱印があり、要石に由来した「要石災難除守」というお守りも販売されています。
香取神宮の奥宮
奥宮は森林の中にあり、神聖な雰囲気が漂います。香取の宮中、旧参道の中程に鎮座しており、経津主大神の荒御魂を祀っています。厳格な雰囲気の中、不思議なことが起きたり、強いパワーを感じる場所となっています。香取神宮の奥宮には奥宮でしか手に入れられない御朱印もあります。
香取神宮の無料駐車場
香取神宮のアクセスは良好で無料駐車場もあり、東関東自動車道「佐原香取IC」から5分、東京駅・浜松町からの直行バスも利用可能です。
香取神宮のグルメ・食べ歩き
香取神宮の参道には、そばとうどんのお店、海鮮丼や天丼、もっちりとした食感のみたらし団子、生わらび餅、コーヒーなどのお店が並んでいます。