
栃木県の鬼怒川温泉といえば、渓谷美と名湯で知られる関東屈指の温泉地です。ですが、実はもう一つ見逃せない楽しみがあります。それが、駅前で迫力満点のSLを間近に見られるという体験です。今回は、鬼怒川温泉駅でのSL大樹の楽しみ方を中心に、地元素材のバウムクーヘンや、雨の日でも1日中遊べるオールインクルーシブのホテルまで、家族で満喫できる鬼怒川の旅をご紹介します。電車はもちろん、車で訪れても駐車場があるので安心です。
鬼怒川温泉駅で味わう大迫力のSL大樹
鬼怒川温泉駅を訪れてまず驚くのが、駅前広場に据えられた転車台の存在です。転車台とは、方向を自分で変えられない蒸気機関車の向きを回転させて変えるための装置です。本来は駅の構内や車庫の近くに置かれることが多いのですが、鬼怒川温泉駅ではこれを観光の目玉として駅前広場に設置しているのです。
日光・鬼怒川エリアを走る東武鉄道のSL大樹は、2017年に約半世紀ぶりに復活した蒸気機関車です。下今市駅と鬼怒川温泉駅の間、およそ12.4キロメートルを片道約35分かけてゆっくりと走ります。杉並木や鬼怒川渓谷の景色の中を進む姿はロマンにあふれ、走行シーンもまた見どころの一つです。
転車台の回転は汽笛も煙も目の前で

SL大樹が鬼怒川温泉駅に到着すると、蒸気機関車だけが切り離され、方向転換のために転車台へと入っていきます。ここからが圧巻です。SLが転車台の上でゆっくりと回転する様子を、誰でも間近で見学することができるのです。しかも回転の途中で何度か止まり、さまざまな種類の汽笛を目の前で鳴らしてくれる演出もあります。
この汽笛と立ちのぼる煙の迫力は相当なもので、目の前で体感すると、小さなお子様は思わず怖がってしまうほどです。それだけ生きた蒸気機関車の力強さがダイレクトに伝わってくるということでしょう。駅職員によるマイクパフォーマンスも楽しく、鉄道にあまり詳しくない方でも夢中になれる、鬼怒川ならではの名物シーンです。夕方以降は転車台広場がライトアップされ、日中とは違った幻想的な雰囲気も楽しめます。
見学の際に知っておきたいこと
転車台での作業は、その日の運行本数と同じ回数だけ、列車の到着直後に見学できます。回転作業は数分ほどで完了しますので、SLの到着時刻に合わせて、少し早めに転車台の近くへ向かうのがおすすめです。より迫力を感じたい方は、駅舎側に立つと汽笛を目の前で聴くことができます。なお、SL大樹は運転日が限られており、点検の状況によってはディーゼル機関車での代替運転となる場合もあります。訪れる前に東武鉄道の公式サイトで運行日と運行パターンを確認しておくと安心です。
地元素材が香るバウムクーヘン工房はちや

SLを堪能したあとは、鬼怒川ならではの味覚も楽しみたいところです。ぜひ立ち寄りたいのが、バウムクーヘン工房はちやです。併設のはちやカフェではその場で食べ歩きもでき、焼きたてに近い状態でバウムクーヘンを味わうことができます。

ここのバウムクーヘンは地元日光の素材を使用しているのが特徴で、しっとりとした生地のおいしさは格別です。散策の合間の小休止に、あるいはお土産にと、旅の思い出に寄り添う一品となってくれます。
雨の日でも安心 日光きぬ川ホテル三日月で1泊5食のごほうび旅

鬼怒川温泉で宿泊するなら、家族連れに特におすすめしたいのが日光きぬ川ホテル三日月です。鬼怒川温泉駅からは徒歩約3分と近く、電車でのアクセスも抜群です。2025年3月にオールインクルーシブスタイルへとリニューアルし、滞在中の飲食や館内施設を存分に楽しめる宿へと生まれ変わりました。
プールも温泉も充実の館内施設

このホテルの大きな魅力が、天候に左右されずに遊べる館内施設です。

全天候型の屋内ガーデンスパには広々としたプールがあり、ウォータースライダーやジャグジー、そして流れるプールまで年中楽しむことができます。お子様連れなら、この屋内プールだけでも十分に満喫できるでしょう。大人はサウナでゆっくり汗を流したり、温泉大浴場で旅の疲れを癒したりと、それぞれの過ごし方ができます。夏季には日光を浴びながら泳げる屋上プールもオープンします。
プールがあってご飯も食べ放題ですから、雨の日でも1日中安心して楽しめるのがうれしいところです。温泉を水着で楽しめる「おぷーろ」も加わり、館内で過ごすだけで満ち足りた時間になります。

ちょうどこの日は雨でしたが宿泊をする建物から歩いてすぐのところに温水プールのガーデンスパがあるので、雨だったら遊ぶところがないという心配もありません。それが旅行の計画を立てる時にとても安心材料になりますね。
移動用の傘も貸してくれるのでチェックインしたらホテル三日月の中で追加料金なくいろいろ楽しめるので、観光地でよくあるお金がかかっちゃうから我慢しようという気持ちを感じずに本当の意味で楽しめるところだと思います。
1泊5食のオールインクルーシブ

食事はランチもディナーも朝食も、すべてバイキング形式です。

オールインクルーシブスタイルのため、宿泊料金の中でチェックインからチェックアウトまで飲食を楽しめる仕組みになっています。

到着時のウェルカムランチに始まり、ディナー、翌朝の朝食まで、まさに1泊5食のごほうび旅です。

ディナーバイキングでは和洋中を中心に多彩な料理が並び、スイーツやアルコールまで飲み放題で味わえます。

そしてうれしいのが、ディナーのあとのナイトタイムです。

お酒が飲み放題になるうえ、おつまみの柿の種や、種類は多くないもののラーメンなどの夜食も楽しめます。
滞在中は予算を気にせず、思う存分くつろげるのが最大の魅力といえるでしょう。
鬼怒川温泉だからもちろん温泉も

忘れてはいけない、鬼怒川温泉に来たのだからやっぱり温泉もしっかり堪能したいですよね。大きい施設だからこそプールだけではなく温泉も充実しています。古い施設ではありますが内装もきれいにリニューアルして居心地も良いですね。
所在地とアクセス情報
鬼怒川温泉駅と日光きぬ川ホテル三日月は、いずれも電車でも車でもアクセスしやすい立地です。基本的な情報を表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 鬼怒川温泉駅 所在地 | 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1390 |
| SL大樹 運行区間 | 下今市駅から鬼怒川温泉駅(片道約35分) |
| ホテル 所在地 | 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1400 |
| ホテルへの電車アクセス | 鬼怒川温泉駅より徒歩約3分 |
| ホテル駐車場 | 24時間無料開放 予約不要 滞在中無料 |
公共交通機関で行く場合
東京方面からは、浅草駅から東武線の特急スペーシアやリバティを利用して下今市駅へ向かい、そこからSL大樹に乗り換えるルートがおすすめです。SLの旅そのものを楽しみながら鬼怒川温泉駅に到着できます。もちろん特急でそのまま鬼怒川温泉駅まで向かうこともできます。ホテルは駅を出て正面に見えるほど近く、徒歩約3分で到着します。
お車で行く場合
お車の場合は、東北自動車道の宇都宮インターチェンジを経由し、日光宇都宮道路の今市インターチェンジから国道121号を鬼怒川方面へ約20分ほどです。日光きぬ川ホテル三日月には駐車場があり、24時間無料で開放されているため、車でのお出かけでも安心です。ホテルの駐車場に車を停めて、そこから駅前のSL見学や周辺の散策に出かけるという過ごし方も便利でおすすめです。
まとめ
鬼怒川温泉駅は、駅前の転車台で大迫力のSL大樹を間近に楽しめる、鉄道好きにもファミリーにもたまらないスポットです。汽笛と煙の迫力を体感したあとは、地元素材のバウムクーヘンを味わい、夜はオールインクルーシブの日光きぬ川ホテル三日月で1泊5食のごほうび旅を。プールも温泉も食事も揃い、雨の日でも1日中楽しめるので、家族旅行の行き先に迷ったらぜひ候補に加えてみてください。

