ピラミットは現代のテクノロジーを駆使して少しずつ謎が解明しつつありますが、多くは謎に包まれています。
もちろん一説なのでそれが本当なのか嘘なのか真意はわかりませんが、この謎がギザの三大ピラミッド観光に魅力を持たせるのではないでしょうか。
そこで、エジプト観光の予備知識にピラミッドの謎と言われる部分の真偽を紹介していきたいと思います。
ギザの三大ピラミッドとは?
ギザの三大ピラミッドとは、エジプトのギザ砂漠にある3つのピラミッドの総称であり隣接するスフィンクスとともに、エジプトを象徴するイメージとなっています。
建設されたのは現在より約4500年前の紀元前2500年頃と言われていて、メンフィスとその墓地遺跡として世界遺産に登録されています。
また、古代エジプト王国のファラオの墓陵であり、被葬者はクフ王、カフラー王、メンカウラー王とされています。
ギザのピラミッドは本当にエジプト王朝のお墓なのか?
ギザのピラミッドは、エジプト王朝ファラオのお墓だといわれていますが、実は本当にそうなのかは確かではないそうです。
というのも、実はピラミッドのどこにもファラオのミイラが発見されていないのです。
しかし、古代エジプトで死の世界といわれたナイル川の西側一帯にこのピラミッド群が集まっていることや、スフィンクスが今も残るカフラー王のピラミッドには、ファラオの死後弔いの祭りが行われた河岸神殿や参道、そして最後の別れをしたといわれる葬祭殿などが現存していること、棺を納めたと考えられる玄室が内部にあることなどから、墓であると推測されています。
スフィンクスとは
エジプトにおけるスフィンクスとは、古王国時代には既に存在していて、神格化したファラオと百獣の王であるライオンを重ね合わせたものと考えられています。
ネメスと呼ばれる頭巾を付けたファラオの顔と王者の象徴である顎鬚をつけ、敵を打破する力ライオンの体を持つ神聖な存在とされています。
スフィンクスの種類には複数あり、男性も女性もいて動物や鳥の頭部を持つものも存在するそうです。
誰がどのようにして古代人はピラミッドを建設したのか
巨大なピラミッドはどのようにして大きな石畳を計算して削り出し、建設されたのか多くの疑問や定説があります。
奴隷に石を引かせて作らせていたとか、異星人が古代エジプト人に作り方を指南したとかオカルトめいた説がありますが、現在では農閑期の国家事業として農民たちの手によって作られていたという説が有力視されているそうです。
ギザのピラミッドとオリオン座の関係
古代エジプト人は夜空に広がる天の川銀河を「空のナイル川」と呼んでいました。
そしてギザの3つのピラミッドはオリオン座の真ん中の3つの星を再現していることがわかっています。
もちろん意図的に作られたのはわかりませんがコンピューターで星の動きを観測するとぴったりオリオン座と三大ピラミットが重なる時があったそうです。