フランス・パリの観光名所「エッフェル塔」の構造・高さ・歴史・秘密を大特集!
エッフェル塔の場所・アクセス・地図
エッフェル塔の場所 fa-map-markerChamp de Mars, 5 Avenue Anatole France, 75007 Paris, フランス
パリ市内を一望できるエッフェル塔はメトロ6号線9号線のトロカデロ駅下車徒歩10分ほどで、トロカデロのシャイヨー宮の広場正面からエッフェル塔が臨め、噴水広場とのコントラスト、シンメトリーの美しさを体感できます。
エッフェル塔は1889年、フランス革命100周年を記念して竣工
1889年に、フランス革命100周年を記念してパリで行われた第4回万国博覧会のために、建築技師のギュスターヴ・エッフェル率いるエッフェル社によりエッフェル塔は建設されました。万国博覧会の開催日に合わせるため、2年2ヵ月という驚異的に短い建設期間でつくられたといいます。
エッフェル塔の高さは竣工時より高くなっている!?
建設当時の高さは312.3m当時の世界一高い建造物でした。現在は放送用アンテナが設置されたため高さは324mとなっていて、展望台が3つあり第2展望台までは階段でも昇る事ができます。
エッフェル塔は実は1909年には解体される計画だった
現在では、パリを代表するシンボルとなっているエッフェル塔ですがあまりに奇抜な外見のため、建設当時は賛否両論に分かれたそうです。1887年には、建設反対派の芸術家たちが連名で陳情書を提出したこともあったようです。万博後には来訪者も減ったことや、当初の契約から1909年には解体されようとしていたのですが、のちに軍事用の無線電波をエッフェル塔から送信することになり、そのため国防上重要な建築物ということで現在に至るまで残っているようです。
エッフェル塔のエレベーターは116mもの高さまで一気に昇降、しかも水力で!
竣工当時からエッフェル塔のエレベーターは、116mもの高さまで一気に昇降します。その10年後万博のために技術を革新、水力によって動く仕組みにされました。更にそれから約100年後の1986年にエッフェル塔のエレベーターに高圧性の水力油圧モーターを新装され、110年も前の仕組みが今日も継続的に使われています。フランスの技術力がいかに卓越していたかを証明しているようです。この水力装置は現在も塔の東と西側の脚部に納められています。
エッフェル塔は空気よりも軽い!? 優れた構造力学
リベット250万個、精錬された鋼鉄部品1万8000個で構成される1万100トンのエッフェル塔を4本の支柱が支えています。このエッフェル塔を空気よりも軽いと表現する研究家もいるそうです。同等の立体に空気を圧縮すると、エッフェル塔の重量よりも重くなるからだそうです。優れた構造力学で建造されたエッフェル塔ですが予期せぬ温度変化による構造部の伸縮や変形、加重の耐久性のポイントを軸に、最悪の事態から守る対策が進行しているそうです。今後はテロへの対策にも取り組む必要もあるようです。
エッフェル塔はイベントや行事に伴うイルミネーションで人々を魅了!
さまざまなイベントや行事に伴うイルミネーションは、エッフェル塔を魅了してやみません。2000年を迎えるまでの1000日間をカウントダウン表示して、2000年の幕開けには、エッフェル塔で3分30秒の花火で人々の目を釘付けにしました。パリの風景から切り離せない存在のエッフェル塔は歴史と時代を経て、「鉄の塊」が技能と社会の批判にも勝利を得て「鉄の女」に昇格し、120年以上君臨し続けさらに威厳に満ちた姿を見せてくれます。