神戸ポートタワーとその周辺の観光ガイドです。
港に船客待ち合い所を作ることになったとき、待ち合い所の上にタワーを作って港や船が来るのを眺められるようにしようとしました。デザインなどを考案して行くうちに、待ち合い所の上に建てるより独立したタワーを作った方がよいのではないかということになり、神戸ポートタワーは誕生しました。神戸ポートタワー周辺にお出かけしたときに見ておきたい観光スポットを一挙公開!
神戸ポートタワー/兵庫県神戸市
神戸ポートタワーは、神戸港の近くにある鼓のような形をしたパイプ構造のタワーです。
夜になると7000ものLED電飾がポートタワーを照らし、港町を彩ります。始めはシルバーにしようとしていたのですが、くもった日などにも飛行機から見えやすいようにという理由と、六甲山の緑や空の青い色に生える色はと考えた末、赤いタワーとなりました。
鼓の形をしたタワーは、世界中どこを探してもここにしかありません。
神戸のシンボルになるユニークなタワーにという目標でデザインされたポートタワー。目標は達成されているのではないでしょうか。
神戸海洋博物館/兵庫県神戸市
ポートタワーのすぐそばに白いメッシュのような建物があります。この独特な建物は神戸海洋博物館です。
今から約30年前に、神戸開港120周年を記念して作られました。中に入ると、いろいろな船の模型があります。
また、ここに行けば神戸の歴史がわかりやすくまとめられています。神戸港の長い歴史は奈良時代から始まります。
江戸時代には樽廻船、菱垣廻船、北前船が立ち寄り、色々なものを運ぶための手助けをしました。
港町であった神戸は、西洋文化をどこよりも早く取り入れ、神戸から文明開化が進んで行きました。
海洋博物館の外には超電導電磁推進船「ヤマト1」や、無人潜水機「マリンバード」などが展示されています。
カワサキワールド/兵庫県神戸市
海洋博物館の中には川崎重工株式会社の企業ミュージアム・カワサキワールドがあります。
ここには、川崎重工の歴史や新幹線の模型、鉄道模型コーナーなどがあり、大人も子供も楽しめるミュージアムになっています。
神戸海洋博物館は写真撮影がNGなのですが、こちらのカワサキワールドの中は写真撮影がOKなので、お子様を新幹線に乗せたりして一緒に写真を撮ることができるので楽しいと思います。
カワサキのモーターサイクルの模型にも実際に乗ったり触ったりできます。
モーターサイクルの模型は歴代の古いものから順番に並んでいるので、カワサキの技術の進歩を感じることができ、楽しかったです。
神戸港震災メモリアルパーク/兵庫県神戸市
神戸ポートタワーと海洋博物館の建っている場所は、メリケンパークといいます。
かつてのメリケン波止場と神戸ポートタワーの近くの間を埋め立てて作られました。
メリケン波止場は当時すぐ近くにアメリカ領事館があったためにメリケン(アメリカン)波止場と名付けられました。
神戸港震災メモリアルパークは、1995年の阪神淡路大震災で壊れてしまったメリケン波止場跡地を、当時の様子まま残した公園です。
街灯がかたむいたままの震災跡を見て、現在のメリケンパーク周辺が、何年もの復興努力によってきれいになったのだな、ということに気づかされました。
神戸ルミナリエ/兵庫県神戸市
神戸の外国人旧居留地で1995年の12月から毎年行われている神戸ルミナリエは、震災の記憶を語り継ぎ、「希望」を象徴する行事です。
ルミナリエというのはヨーロッパのルネッサンスの時期に盛んに表現された光の魅力を駆使した建築物アートが起源とされ、イタリアにおいて電器照明が使用され、現在の形に近づいて行きました。
木製のアーチが色とりどりの電球で飾られ、空間的な芸術作品となっています。寒い中、外を歩くので沢山着込んで行くことをおすすめします。
毎年テーマがあるので、事前にテーマをチェックしてから行くと、わかりやすいかもしれません。