
名古屋観光といえば、やはり外せないのが名古屋城。天守閣に輝く「金のしゃちほこ」は名古屋の象徴であり、その存在感は圧倒的です。観光だけでなく、歴史や食文化も楽しめる名古屋城の魅力を、しっかり解説します。
名古屋城とは?金のしゃちほこが目印の名所
名古屋城(なごやじょう)は、名古屋市の中心部に位置する歴史的観光地で、国の特別史跡にも指定されています。最大の特徴は、天守閣の屋根に輝く「金のしゃちほこ」。これは火除けの意味を込めて設置されたと言われ、尾張名古屋の誇りとも呼ばれる存在です。
広大な敷地の中には堀や石垣、美しく整備された庭園が広がり、四季折々の風景を楽しめる場所でもあります。
名古屋城の歴史と城主は?徳川家の威信を示す城
名古屋城は、江戸時代初期の1612年(慶長17年)に徳川家康の命によって築かれた城です。家康の九男である徳川義直が初代藩主となり、以後、尾張徳川家が代々城主を務め、尾張藩の中心として政治・文化の発展に寄与しました。
徳川御三家の一つとしての格式ある城であり、戦国時代の終焉と江戸幕府の安定を象徴する存在でもあります。太平洋戦争中に天守閣は焼失しましたが、戦後に再建され、現在も多くの観光客が訪れる名古屋の顔となっています。
天守閣には入れない?でも豪華な和の空間が見どころ!
現在、天守閣は耐震性の問題から内部への立ち入りが制限されていますが、その代わりとして注目されているのが、「本丸御殿」の復元公開です。
この本丸御殿では、城内の生活空間や迎賓の場が忠実に再現されており、金箔をふんだんに使用した襖絵や、格天井(ごうてんじょう)、障子の細やかな装飾など、まさに日本の伝統美の極みを体感できます。特に「上洛殿」や「対面所」は、武家文化の豪華さと格式を感じられる必見スポットです。
名古屋城周辺で食べ歩き!金シャチ横丁で名古屋グルメを満喫
名古屋城観光の後は、城のすぐ南側にある「金シャチ横丁」で名古屋グルメを楽しみましょう。
ここには「矢場とん」の味噌カツ、「山本屋総本家」の味噌煮込みうどん、「ひつまぶし名古屋備長」など、名古屋名物が勢ぞろい。
和モダンな雰囲気の中で、屋台感覚で気軽に食べ歩きができるため、お腹も心も満たされます。観光とグルメを同時に楽しみたい方にはぴったりのスポットです。
熱田神宮の駐車場(名城公園正門前駐車場)
名城公園正門前駐車場は、普通車30分ごとに180円の駐車場です。名古屋市街地は交通量が多い割に駐車場が限られているため、名古屋城の観光であれば時間課金されてしまいますがこちらの名城公園正門前駐車場が分かりやすく利用しやすいかと思います。
名古屋観光ルート、熱田神宮とセットで回るには?
名古屋城は名古屋市街地の中心にあり、交通アクセスも抜群。一方で、もうひとつの人気観光地である熱田神宮は、やや南の離れたエリアにあります。
朝早くから観光をスタートするなら、営業時間に縛られない熱田神宮から回るルートがおすすめです。早朝に熱田神宮で心を整え、その後に名古屋城へ向かえば、金シャチ横丁でのランチタイムにもぴったり。
ただし、熱田神宮周辺は中心部から少し離れているため、名古屋市街地のホテルに宿泊している方は地図や乗換案内を確認のうえ、効率的なルートを事前に検討しておくと安心です。
名古屋城は、歴史・建築・グルメが詰まった名古屋のランドマーク
名古屋城は、ただの観光名所ではなく、日本の歴史や文化、そして名古屋の食の魅力を凝縮したようなスポットです。歴史好きにも、グルメ好きにも、写真映えを狙いたい方にもおすすめの名古屋城。金のしゃちほこを見上げながら、あなただけの名古屋時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。