タイ・バンコクにあるプルマンキングパワーホテルと併設する大型免税店の観光旅行ガイドです。
プルマンキングパワーはバンコク市内戦勝記念塔近くにあるキングパワーコンプレックス免税店に併設してできた、タイでは比較的新しい大型シティホテルです。
有名なソフィテルやノボテルと同じホテルチェーンのアコー系列のホテルで免税品最大手のキングパワーが所有しています。プルマンキングパワーホテルのエントランスはとても広く、モダンで落ち着いた雰囲気、ロビーからは中庭が見えとても開放感がある作りになっています。BTSの駅にもエアポートラインの駅にも近く、移動に便利ホテルです。
プルマンバンコクキングパワーホテルとは
プルマンバンコクキングパワーホテルは、バンコクのラチャティーウィーエリアにある4.5つ星ホテルで、2007年に開業をしました。同等ランクのホテルの中では群を抜いて洗練されていて、外観も内装も申し分なく綺麗なホテルです。
BTSビクトリーモニュメント駅からは併設のキングパワー免税店を通り抜けてすぐ、BTSパヤタイ駅からも徒歩圏内、エアポートリンクのパヤタイ駅にも近い為、観光にもビジネスにもよく利用されるホテルです。
プルマンキングパワーホテルの良い所はグレードや価格以上に、ホテルサービスや施設が整っているところです。
バンコクのホテルは割りとどこのホテルもきれいなのですが、ランク相応のところもある中、2階まで貫く広くてゴージャスなロビーや、ホテルスタッフの丁寧なサービス、客室設備、大理石のバスタブなど、価格と見比べると非常に満足するホテルです。
客室WiFi無料(時間制限あり)はビジネス・観光どちらにも嬉しいサービスではないでしょうか。
また特にホテルスタッフのサービスには定評があり、ここも日本人観光客に人気の理由だと思います。
プルマンキングパワーホテルのおすすめ エグゼクティブルーム
プルマンバンコクキングパワーホテル内にはプール、バー、ラウンジ、フィットネスセンター、スパ、サウナなど東南アジアの大型ホテルでは標準の設備が揃っています。
客室は366部屋、スーペリアルーム、デラックスルーム、エグゼクティブルーム、スイートと4種類あり、スーペリアからエグゼクティブまでは特に部屋の広さに変わりはありません。
グレードごとにお部屋の階数が高くなっていくことと、サービス面が大きく異なります。
プルマンキングパワーホテルのデラックスルームはウェルカムドリンク付きというくらいでスーペリアとそんなにサービスは大きく変わらないため、階数のより高いところに泊まりたいというわけでなければスーペリアで十分だと思います。
プルマンキングパワーホテルのおすすめはエグゼクティブフロア。
キャンペーン商品を除いて考えれば、スーペリアクラスとエグゼクティブフロアの差額は大体6,7千円ほどなのですが、得られるサービスはぐんと上がります。
エグゼクティブになるとまずプライベートチェックイン、チェックアウトが可能です。フロントが混んでいてもすぐ対応してもらえるスムーズさ。
長旅で疲れて着いて待たされるほど嫌なものはありません。
エグゼクティブラウンジは滞在中いつでもつかえますし、夕方になるとお酒の提供もあります 。
また日本からタイへの旅行ではこれが割りと嬉しいと思うのですが、15時チェックアウトなので帰りの日も割りと長くお部屋を使うことができますし、15時のチェックアウト後もラウンジは使えます。
タイ・バンコクのほとんどのホテルのチェックアウトが午前10時から12時。
日本への帰国便は深夜便が多いので、それ以降お部屋が使えないというのは結構辛いものがあります。
なので、本来はプラスで料金を支払い、お部屋を長く使えるようにする人が多いのです。
もともと15時のチェックアウトというのはとても嬉しいサービスですし、ラウンジがチェックアウト後も使えるというのが何よりありがたいです。
また帰りのスワンナプーム空港ではキングパワーラウンジを利用することが出来ますので、深夜便の日本行きの旅行客にはこれ又嬉しいサービスだと思います。
バンコクの空港はとにかく人が多くて、なかなか休息を取れるようなベンチが空いてない事が多いのです。
特に深夜になるとトランジット待ちの人が空港のベンチで寝ていることもよくあって、ベンチは使えない、そして深夜のためなかなかお店もやっていない。ラウンジが使えれば多少休息が取れるのでとても便利です。
これだけのサービスを得られて時期にもよりますが大体1泊2万3千円〜2万5千円ほど。
立地のよいスクンビットやサイアム辺りの高級ホテルでは特別サービスがつかないようなお部屋でも2万弱というホテルもあるなか、プルマンのエグゼクティブはかなり優秀なのです。
プルマンバンコクキングパワーの周辺観光スポット
戦勝記念塔のモニュメント
プルマンキングパワーホテルの徒歩圏内にある観光スポットは戦勝記念塔。1940年、タイ・フランス領インドシナ紛争で戦死した、タイ軍兵士を慰霊するモニュメントです。
この戦勝記念塔のモニュメントの周りはローターリーになっていて、この外周からアユタヤ方面への長距離バスもでています。
戦勝記念塔周辺はローカルの若者に人気の安めのレストランやバー、屋台などがあり、地元の人でいつも賑わっているエリアです。
人気の観光スポット ジムトンプソンの家
BTSパヤタイ駅から1駅先のラチャテーウィー駅には、人気の観光スポットジムトンプソンの家があります。
タイのシルク王アメリカ人実業家ジム・トンプソン氏がマレーシアで失踪するまで住んでいた家。
彼が集めた東南アジアの芸術作品の数々が見られる博物館です。
タイの流行の発信地 繁華街サイアム
BTSのもう一つ先の駅がサイアム、ここはバンコク一の繁華街です。
タイの流行の発信地、サイアムセンターや伊勢丹も入るセンターワールドプラザ、両者の間にあるパラゴンショッピングセンターなど、このラマ一世通り、プルンチット通りにかけてはショッピンセンターがとにかく多いのです。
ペニンシュラなどの高級ホテル併設のショッピングプラザなどもあり、すこし高級なものからおみやげ品までなんでも揃うエリアです。
併設の大型免税店 キングパワーコンプレックス免税店
プルマンキングパワーホテルはバンコク最大の免税店キングパワーコンプレックス免税店に併設しています。
そもそもプルマンキングパワーホテルはタイの免税品店最大手の「キングパワー」が所有しているアコー系列(ソフィテル、ノボテルなどのホテルチェーン)のホテルです。
もとはサイアムエリアのセントラルワールドプラザにあった免税店を閉めて、新たに規模の大きなキングパワー免税店をラチャティーウィーエリアに作ったのがキッカケ、そこにホテルと劇場を兼ね備えた一大観光施設が誕生し、今に至るのです。
キングパワー免税店はとにかく目を引く斬新なドームのような形の建物、売り場面積は1万平方メートル、高級ブランドバッグのショップや高級時計ショップ、有名コスメブランド、スポーツウェアにアップルストア、お酒、タバコ、スーベニア、と種類も豊富にあります。
キングパワーコンプレックス免税店に行く際にはパスポートと復路のエアーチケットが必要ですので必ず持参、1階受付で登録をすると館内でお買い物ができます。
登録を済ませたら免税店2階へ、ここからお買い物スタートです。まるでどこかの百貨店のようなブランドストリートから始まります。
2階は全てバッグ、時計、コスメ、スポーツ、サングラスなどの高級ブランドのお店が入り、1階にはタイの土産物、食品、アロマ、チョコレート、アルコール、タバコなどのいわゆるおみやげ屋さんがあります。
尚、キングパワーコンプレックス免税店で購入したものは復路の空港にて引き渡しです。買ったものをすぐ旅行の最中に使うことはできませんのでご注意ください。
BTSフル活用 おすすめの旅行タイプ
プルマンバンコクキングパワーはBTSの駅までは近くて便利なのですが、バンコクの主要観光エリアまではどこにいくのもBTSに乗らなければ行けないというのをマイナスに感じる方も多いです。
バンコクの観光、目的によってはこのホテルは必ずしもおすすめというわけではありません。
自分の観光目的、バンコクでやりたいことと予算から考えて合ったホテルを選びましょう。
プルマンキングパワー宿泊おすすめのタイプは、まず空港からツアーなどではなく個人でARLにて来る方。
空港からエアポートレールリンクで乗り換えなしなので非常に便利。駅からプルマンキングパワーまでは徒歩で10分ほどです。
リゾートエリアからのトランジットでバンコクステイは1泊だけという方にもおすすめです。
とくにプーケットやピピ、サムイ島などのリゾートエリアやラオス、アンコールワットなどの内陸部などで、大きななおみやげ屋さんが少ない観光地を経てバンコクを1泊する時など、免税店併設のホテルは何かと便利なのです。
おみやげも十分買えますし、ホテル内でおみやげが買えれば、観光する時間の余裕も出てきますのでとても便利です。
同様に、免税店でのお買い物やショッピングを旅の目的にされている方にもおすすめです。
上記でも挙たようにキングパワー免税店はバンコク市内随一の広さと品揃い、ショッピングエリアのサイアムまではBTSで2駅。
市内中心部のスクンビットももちろんホテルとしてベストエリアなのですが、免税品を買うのであればプルマンキングパワーも負けていません。
また王宮などの観光目的の方は、バンコク市内どこに泊まっていてもツクツクかBTSかオプショナルツアーに申し込むかしかないので、どこのホテルでも便利さは変わらないです。
逆にプルマンキングパワーおすすめでないのは夜遊びをしたい方です。
何故かと言うと、バンコク有数の夜遊びスポットまではすこし遠く、乗り換えがあるのでちょっと面倒なのです。
夜遊びスポットへ行くには、BTSサイアム駅で乗り換えてシーロムというエリアまで行くか、ナナという駅まで行きます。
どちらもバンコク有数の夜遊びスポットがあるのですが、プルマンが拠点となると遊んだ帰りにBTSで乗り換えて帰らなくてはいけないことを考えると少々面倒です。
一日だけならさほど問題ないかもしれませんが、毎日遊びに行きたい方はスクンビットやシーロムなど、なるべく夜遊びスポットに近いエリアに宿を取ったほうがいいでしょう。
プルマンキングパワーはサイアムやプラトゥナム辺りでホテルを探している方にぜひ加えて検討していただきたいホテルです。
サイアム、プラトゥナム辺りの同等クラスのホテルと見比べ、価格とサービスと立地から見るとプルマンキングパワーはなかなか魅力的なホテルなのです。