水と巡る岐阜県〜大垣・養老・木曽三川公園〜 観光ガイド
岐阜県養老郡養老町周辺の観光ガイドです。養老の滝の周辺は、養老公園となっており、広い原っぱなどもありボール遊びなどを楽しんでいる人たちも沢山いました。養老町の北には大垣市があります。水路の沢山ある素敵な街なので、散策してみるのもおすすめです。南には三つの川が同時に眺められる木曽三川公園センターがあります。
奥の細道 結びの地/岐阜県 大垣市
養老町に行く前に近くの大垣市へ寄ってみました。大垣市は水路がたくさんあります。なぜかというと、一説には長良川や揖斐川などに挟まれているので水が豊富なことと、地下水や湧き水も多いことからそれらの水を効率よく流すという発送だとか。大垣駅から滝のある公園まで歩いてみました。水路には緑色の植物が沢山生えていてアオサギなどがいました。ここ、大垣市は松尾芭蕉が奥の細道を終えた地ということで、奥の細道結びの地記念館があります。公園を抜けて少し歩いたところに松尾芭蕉の像が立っています。
養老ランド/岐阜県 養老郡 養老町
養老の滝の周辺は岐阜県営・養老公園となっています。まず、養老ランドという古めかしい遊園地へ入ってみました。とても古い観覧車などがあり、レトロな乗り物を沢山写真に収めることができました。昭和の遊園地、という感じで、一部乗り物も動いていました。ふれあい広場ではウサギや犬などとふれあうことができ、クジャクや山羊などを見ることができました。遊園地ですが、それほど広くないので、所要時間もそんなにかからない上に入場料が安いです。小さなお子様と一緒に養老を訪れた時は、養老ランドに寄るのも良いのではないでしょうか。
養老天命反転地/岐阜県 養老郡 養老町
養老ランドの次に、隣にあった養老天命反転地という不思議な名前の場所へ行ってみました。訪れた人が作品の中を回遊する形のアート作品で1995年に開園しました。極限で似るものの家、日本列島など、色々なテーマのアートがちりばめられており、散歩していてとても楽しかったです。アートにくわしくないので、見てもさっぱりわかりませんでしたが、さっぱりわからないものの中にいるということがまた面白く、楽しませていただきました。養老天命反転地の中で歌を歌っている大学生のサークルなどがあり、自由な雰囲気でした。
養老の滝/岐阜県 養老郡 養老町
養老天命反転地で不思議な気分になった後は、養老の滝まで歩いてみました。滝の水がお酒になったという養老孝子伝説があります。むかし、年老いた父をいたわる心優しい木こりがいました。ある日、山に入るとお酒の匂いのする滝を見つけました。喜んで水をひょうたんにつめて持ち帰って父に飲ませると大変喜んだそうです。この噂は、当時の天皇が住んでいた奈良にまで伝わり、天皇自身が養老までお越しになりました。そして、717年、年号を養老としたそうです。そんなに昔から、この養老の滝はあるのですね。
木曽三川公園センター/岐阜県 海津市
歴史ある名前を持つ養老町から南へ下ったところに木曽三川公園という公園があります。高さ65mのタワーから三つの川(揖斐川・木曽川・長良川)を同時に眺められる公園では冬の間、ウィンターイルミネーションを楽しむこともできます。
国営木曽三川公園は、岐阜県海津市の木曽三川公園センターの他にも愛知県一宮市の138タワーパークなど、愛知県・三重県にもまたがっている広い公園の総称です。岐阜県は水に恵まれた県なのだな、と、今回の旅で改めて岐阜県の良さを感じることができました。