2020年に先進国入りを目指すマレーシアのペトロナス・ツインタワーの観光ガイドです。
近代化が進む首都クアラ・ルンプール(KL)には、その象徴「ペトロナス・ツインタワー」があります。
高さ452メートルの88階建ての超高層ビルで、対になった高層ビルとしてはナンバーワンの高さを誇ります(2014年10月現在)。
ペトロナス・ツインタワーを施工したのは日本と韓国企業
ペトロナス・ツインタワーは、マレーシア国立石油会社「ペトロナス」によって建築されました。
タワー1(右側)はハザマ(日本)、タワー2(左側)はサムスン物産(韓国)が施工しました。
入居しているテナント数は、韓国企業が建設したタワー2より、日本企業が建設したタワー1の方が多くなっています。
青空に映えるペトロナス・ツインタワー/クアラ・ルンプール
晴れた日は日光がビルに反射して特に美しいです。イスラム教の国らしく、デザインは先がすぼまっておりモスクを連想させます。
ガラス彫刻のような複雑なデザインの側面も魅力的です。建築については、片方のビルを日本の企業が、もう片方のビルを韓国の企業が担当しました。
中にはマイクロソフトなどの企業が入居しており、ルックイースト政策を推進したマハティール元首相のオフィスもここにあります。
(ルックイースト政策とはマハティールが首相であった際、日本や韓国を見習い近代化を目指した政策のことです。)
夜もとっても幻想的なペトロナス・ツインタワー/クアラ・ルンプール
昼のツインタワーもおすすめですが、夜はライトアップされとても幻想的になりますので、とてもおすすめです。
夜のツインタワーを眺める場所としておすすめなのが、トレイダーズ・ホテルの「スカイバー」でとても有名でいい雰囲気です。
また、同じくKLのランドマークであるKLタワーの展望レストラン「スリ アンサカ」から眺めるのも乙ですし、ブキ・ビンタンのmenara KHというオフィスビルの屋上へリポート・バーから眺めるという方法もあります!
緑豊かなKLCCパーク/クアラ・ルンプール
ツインタワーの横には緑豊かな美しい公園「KLCCパーク」があります。
散歩をしていると鳥のさえずりの声が聞こえてきますし、運が良ければ南国ならではの極彩色の鳥を見られます。
私は大きめの黄色い鳥を見たことがあります。朝のランニングにもぴったりな場所です。
子供用の遊具や、水遊びのできるプールもありますので、子供連れの家族にもいいですね。
KLCCパーク側からの記念撮影はツインタワーの大きさを写真に残すことができるので、皆さんやっていますよ!
撮影場所は、スリアKLCCから公園に出たところがおすすめです。
ショッピングモール「スリアKLCC」も見逃せない/クアラ・ルンプール
ツインタワーのふもとには、ショッピングモール「スリアKLCC」があります。
LRTクラナ・ジャヤ線の「KLCC」駅から直結しており、いつも大変なにぎわいです。
ChanelやCoach、Louis Vuittonなどのファッション&バッグブランドショップも充実しています。
ランチやディナーは、ウェスタン料理、インド料理、中華料理、台湾料理、日本料理、マレーシアのペナン料理など、飽きることがありません。
カフェは、おなじみのスターバックスから、お洒落なハロッズカフェ、マレーシアのローカルカフェまであり様々です。
デパートの伊勢丹、ユニクロ、本屋の紀伊国屋も入っており、万一日本が恋しくなっても大丈夫ですね!
スリアKLCCで季節の美しいデコレーションを堪能/クアラ・ルンプール
スリアKLCCの、季節の美しいデコレーションをご紹介します。マレーシアはマレー系・中華系・インド系の他民族国家。
各民族によってお祭りの時期も異なります。
写真は2013年12月の、スリアKLCCのクリスマスデコレーションです。
イスラム国家なのに、クリスマスデコレーションにも力を入れているのが面白いですね。
中華系のマレーシア人にキリスト教徒が多いので、クリスマスはマレーシアの大事なお祭りの一つです。
巨大なクマさんが可愛らしく人気で、クマさんと写真を撮るイベントも開かれていました。