シェーンブルン宮殿(オーストリア・ウィーン)音楽・庭園の美

シェーンブルン宮殿への行き方・アクセス

シェーンブルン宮殿への行き方は、オーストリアのウィーン空港からシティエアポートトレインでウィーン・ミッテ駅まで約16分。ウィーン・ミッテ駅から地下鉄のU4号線で8駅のシェーンブルン駅から徒歩5分です。トラムでは10番、58番、バスでは10A番シェーンブルン宮殿駅下車徒歩3分です。

シェーンブルン宮殿、英語で言うと

シェーンブルン宮殿は、英語でSchonbrunn Palaceと言います。

シェーンブルン宮殿のチケットのおすすめの買い方

シェーンブルン宮殿の敷地入ったらすぐ左横に英語でTicketsと書かれたチケット売り場があります。シェーンブルン宮殿公式サイトからネット予約しておけば、チケット売り場で並んだり待つことがありません。

シェーンブルン宮殿の開館時間

シェーンブルン宮殿は時期により開館時間が異なっています。

4月1日~6月30日 8:30~17:30
7月1日~8月31日 8:30~18:30
9月1日~11月5日 8:30~17:30
11月1日~3月31日 8:30~17:00
※最終入場は閉館時間の45分前まで

シェーンブルン宮殿の歴史/オーストリア・ウィーン

シェーンブルン宮殿の歴史/オーストリア・ウィーン

1569年にハプスブルク皇帝家の所有となり、皇帝家の夏の離宮だったシェーンブルン宮殿は、ヨーロッパで最も美しいバロック宮殿及び庭園の1つです。皇帝フェルディナントⅡ世の皇妃が1642年、ここにプライベートな小宮殿を建設しました。今のトルコを首都とするオスマン帝国軍のウィーン攻囲の後、1696年に新たな宮殿と庭園施設が建設され、マリア・テレジア女帝の時代1743年以降シェーンブルン宮殿の改装が本格的に行なわれて行きます。

シェーンブルン宮殿内

シェーンブルン宮殿内には1441もの部屋があるそうで、そのうちシェーンブルン宮殿で1854年に生まれたフランツ・ヨーゼフ皇帝の居間や執務室、マリア・テレジアによって作られた豪華な部屋など45の部屋が一般公開されています。内部はほとんどがロココ調で装飾が施され、白の壁面は金箔を押した装飾で飾られています。ボヘミア製のクリスタル・ガラスのシャンデリアや、陶磁器製のタイルで作られた暖房ストーヴも装飾の設計の一部となっているそうです。鏡の間では、当時まだ6才であったモーツァルトが演奏をしたそうです。

シェーンブルン宮殿コンサート・ディナー・レストラン

修復を経て美しい輝きを取り戻したシェーンブルン宮殿オランジェリー。かつてモーツァルトが音楽の才能を披露した場所でもあります。そのオランジェリーで、シュロス・シェーンブルン・オーケストラ・ヴィエナが魅惑の宮殿コンサートを開催していて観光旅行にもおすすめです。ディナー付きのパッケージコンサートもあり、特別なひと時がすごせます。伝統あふれるウィーンのシェーンブルン宮殿オランジェリー で、 シェーンブルン宮殿オーケストラ とシェーンブルン室内アンサンブルが、日替わりプログラムでウォルフガング・アマデウス・モーツァルトとヨハン・シュトラウスの名曲を。カフェレストラン・レジデンツ、 レストラン・ターフェルシュピッツ 、 レストラン「インペリアル・ビール・タバーン」というレストランがあります。詳しくは下のリンク先で。

コンサートチケット・ディナー等の予約はこちらから

シェーンブルン・オランジェリーのクラシックコンサートでシェーンブルン宮殿劇場管弦楽団を

シェーンブルン宮殿の大ギャラリー、宮廷行事

長さが40m以上、幅が10mもあるシェーンブルン宮殿の大ギャラリーは、宮廷行事に理想的な舞台となりました。舞踏会を始め、各種式典、祝宴の間として利用されていました。高い窓と対をなすクリスタルミラーや白銀色の漆喰装飾、天井画が調和してシェーンブルン宮殿の大ギャラリーは最も壮麗なロココ調の祝典の間とされています。イタリア人画家グレゴリオ・グリエルミが描いた天井画は、その中央部でマリア・テレジア統治下における君主制の繁栄を描いた作品だそうです。

シェーンブルン宮殿内、世界で最も古いシェーンブルン動物園、日本庭園も

シェーンブルン宮殿に1752年に帝国の宮廷メナジェリー(小動物園)として設立されたシェーンブルン動物園は世界で最も古い動物園とされています。また、シェーンブルン宮殿には1892年に完全に姿を消してしまった全長3キロにわたる迷路庭園が1988年に可能な限りオリジナルの設計に基いて再現されています。1913年にフランツ・フェルディナント大公が日本訪問から帰国後オーストリアの庭師に作らせたという日本庭園も見られ、日本人の観光客には特に感動的です。

この宮殿で生まれたフランツ・ヨーゼフ皇帝は晩年の数年をここで過ごし、死去2年後の1918年、シェーンブルン宮殿は新生のオーストリア共和国の所有するところとなりました。シェーンブルン宮殿と公園そして動物園に訪れる人々は年間670万人を超えるといわれ、ウィーンで最も人気の高い名所といえます。歴史的重要さ、美しい環境、豪華な建築様式、庭園の素晴らしい配置で知られるシェーンブルン宮殿は宮殿と庭園群として1996年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されています。