羊山公園は埼玉県秩父市にあります。公園の南には雄大な武甲山が見えます。
公園の中央にある小さな谷で南北に分かれ、北側が「見晴らしの丘」、南側が「芝桜の丘」です。
芝桜の丘は４月上旬から５月上旬にかけて芝桜のじゅうたんになります。見晴らしの丘からは秩父市街を一望できます。
武甲山／秩父
羊山公園の南方に雄大な姿を見せる武甲山。標高は１３０４ｍで日本二百名山の一つです。
北側つまり羊山公園から見える側は石灰岩の山肌が見え、今でも採掘がおこなわれています。ここの石灰岩は良質でセメントに使われてきました。
昔は海の中にあったこの山はサンゴ礁で覆われ、それが石灰岩になり侵食を繰り返しながら隆起してきたと思われます。
武甲という名前は日本武尊が自分の甲をここの岩室に奉納したという伝説から来ていると言われています。
芝桜の丘／秩父 羊山公園
関東では富士本栖湖リゾートの芝桜と並び称されるのが羊山公園の芝桜です。
羊山公園にある小さな谷を挟んで南側にあるのが「芝桜の丘」で４月上旬から５月上旬、１７６００m²の土地に９種類、４０万株の芝桜が満開を迎えます。
ピンクと白のグラデーションをなす芝桜のじゅうたんは目にも鮮やかで、シーズン中は多くの人が訪れます。
最寄駅の秩父駅や御花畑駅を通る秩父鉄道と西武鉄道は臨時列車を出します。駐車場もありますが収容しきれないため大渋滞となります。
鉄道の利用が賢明です。
芝桜／羊山公園
羊山公園の芝桜は本当に芝のように雄大に広がっていてとてもきれいです。
花びらの色が濃い目のピンクでさらに中央が濃いピンク色をしているのでスカーレットフレームだと思われます。
芝桜のじゅうたんでも目立った存在です。
ピンク色を演出しているのは他にも淡いピンクのオータムローズとマゼンタとも称されるマックダニエルクッションです。
白を演出しているのは、ホワイトデライトやアメージンググレイズ等ですが、白色の花の中央がピンクのものもあります。
また藤色や紫などの中間色もあります。近寄って眺めるのもいいものです。
見晴らしの丘／羊山公園
羊山公園にある小さな谷を挟んで北側にあるのが「見晴らしの丘」です。秩父市街地が一望できます。
市街地の向こうには、秩父公園橋や、荒川対岸の尾田蒔丘陵が見えます。天気が良ければ、遠くの両神山や奥秩父の山々も見られます。
左の方に秩父公園橋があります。写真を写す方は秩父公園橋が入るように写すのが標準のようです。
見晴らしの丘はアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のオープニングに登場します。結構メジャーな場所です。
秩父鉄道のＳＬ／埼玉
羊山公園で芝桜を楽しんだあとは、最寄りの秩父鉄道秩父駅か御花畑駅でＳＬ（蒸気機関車）を眺めるのがオススメです。
もちろん眺めるだけでなく撮影してください。ＳＬは土日祝に熊谷駅と三峰口駅間を１往復です。
秩父駅は三峰口行きが12:15発で熊谷行きが14:36発です。（2014年の時刻表です。）この時間に間に合うように羊山公園を離れればいいと思います。
撮影可能場所は人でいっぱいになりますので早めに行ったほうがいいでしょう。ちなみにＳＬはＣ５８です。