カナダ建国の歴史の街「オタワ」を観光で押さえたいスポット

オタワ(カナダ)へのアクセス

カナダ・オタワへのアクセスはトロント、バンクーバー、カルガリーを経由し、国内線に乗り継ぎます。トロントからは1時間のフライト。トロント・ユニオン駅からオタワ駅まで、VIA鉄道の「ザ・コリドー」が1日4~7便運行しています。所要時間は約4~5時間です。オタワ国際空港からダウンタウンへは、市バスの97番が定期的に運行しています。所要時間約20~30分です。VIA鉄道オタワ駅からダウンタウンへは、市バスやタクシーなどで、所要時間はいずれも約10分です。

カナダのオタワは世界有数の美しい首都で観光に人気

オタワのカナダ国会議事堂

1857年イギリスのビクトリア女王が、当時英国植民地であった連合カナダの首都をオタワに制定しました。オタワは英語圏のオンタリオ州とフランス語圏のケベック州を分けるオタワ川のほとりにある街です。当時、両勢力の対立が問題になっていたところ、その中間地点にあるオタワが両州のかけ橋となるべく選ばれたのです。以来、計画的に開発されたオタワの街は、国会議事堂など政府機関が集まるパーラメント・ヒルを中心に整然と広がり、オタワ川の対岸に広がるケベック州ガティノーと共に世界有数の美しい首都圏を作り上げています。写真は国会議事堂です。

城のようなカナダ国会議事堂はオタワの象徴的存在

カナダ政府主要機関の建物が集まったパーラメント・ヒルは、オタワ川に面した小高い丘にあります。中でもまるで城のような国会議事堂は、その荘厳な佇まいでオタワの象徴的存在です。石造りの建物は、センター、イースト、ウエストの3つにわかれており、中央にある時計台「ピースタワー」を含め、見学することが可能です。夏には、議事堂前の広場で行われる「衛兵交代式」や「サウンド&ライト・ショー」、カナダ・デーのイベントが、冬には「クリスマス・ライト・アクロス・カナダ」というイルミネーションのイベントがそれぞれ無料で行われオタワの見どころの1つです。

オタワ市のリドー運河はユネスコの世界遺産

オタワ市のリドー運河

現在でも使われているリドー運河は、1832年に開通して以来、カナダのオタワ川が流れるオタワ市とオンタリオ湖畔のキングストン市の総距離202Kmを結ぶ運河です。リドー運河は当初、軍事目的で造られた水路でした。1812年の米英戦争以来、脅威となっていたアメリカからの攻撃を避けるために必要だったのです。常に攻撃の危険にさらされていたセント・ローレンス川に代わり、モントリオールからオタワ川を北上し、安全な内陸部を通ってキングストンまで南下してくるという迂回ルートとしてリドー運河が建設されました。2007年にはその歴史的価値が認められ、ユネスコの世界遺産としても登録されました。

カナダ国立美術館とメジャーズ・ヒル・パークはオタワ観光の定番

 メジャーズ・ヒル・パークとカナダ国立美術館カナダ国立美術館は、オタワに1880年にできたは、斬新な全面ガラス張りの建物そのものが芸術作品ともいえます。トム・トムソンやグループ・オブ・セブン、エミリー・ーといったカナディアン・アーティストの作品を中心に、世界各国の絵画、彫刻、写真などを展示しています。イヌイットや世界の先住民の作品を集めたインディジェナス・アートのコーナー、ユニークな展示が目を引くコンテンポラリー・アートのコーナーも興味深く見学できます。カナダ国立美術館はオタワ観光では定番スポットとなっています。

カナダの君主はエリザベス女王、オタワのリドー・ホールでイギリスの文化にも

カナダの君主は今もエリザベス女王です。カナダはイギリス連邦に属しており、その起源は、17世紀頃のイギリス領北アメリカ植民地に遡ります。総督はカナダにおける女王エリザベス2世の代理を務めることになります。その名代として5年間の任期で総督(ガバナー・ジェネラル)が選ばれています。オタワのリドー・ホールは総督の公邸で、ビクトリア調の美しいたたずまいは夏の間は住居や庭園が一般公開され、衛兵のセレモニーなどが行われます。オタワはこの国の歴史や文化を知るには最適の場所といえます。

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