尾瀬ヶ原でハイキング、緑一面の湿原に囲まれた木道を歩こう

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尾瀬ヶ原とは

尾瀬ヶ原は福島や新潟、そして群馬に掛かる日本で最大級を誇る湿原で、ハイキングコースの木道としても有名です。阿賀野川に繋がる支流の只見川が近くにあって、全長約60km幅は1~2km、標高約1400mを誇る湿原が広がっています。元々は燧ヶ岳が噴出したものが湖に埋まり、それが湿原化したものだといわれています。
池沼だけでも約400と膨大で、高山植物や野鳥、昆虫の種類も多いことから、自然が好きな人達の間で非常に人気です。

尾瀬ヶ原はなぜ木道が整備されたのか

尾瀬ヶ原の木道がなぜ整備されたのかといえば、湿原のぬかるみが酷く、丸太を置いて歩きやすくしてきた歴史があります。足元の整備が本格化したのは昭和20年代のことで、尾瀬を訪れる人が増えたことが切っ掛けになっています。湿原では裸地化が進み、植物が生えにくくなっていたことから、湿原に足を踏み入れないようにする目的もあったようです。
それ以降、人の移動の為に整備されてきた足元は、やがて自然を守る目的で整備されるようになりました。

尾瀬ヶ原のミズバショウ

尾瀬ヶ原に生えているミズバショウは、辺り一面を覆う定番の光景です。夏のイメージが強い植物ですが、実は5月~6月頃に花を咲かせます。
開花時期になるとクマがやってきて、これを食べる様子が目撃されることもあります。その為、現地では注意喚起が行われていたり、冷静な行動を求める情報提供が行われています。
湿地を覆う花々の様子はまさに、花言葉の美しい思い出に相応しい絶景です。
5月~6月に訪れるのであれば、この花が咲くタイミングを見計らって足を運ぶのが良いでしょう。

初心者におすすめの尾瀬ヶ原のハイキングコース

尾瀬ヶ原で初心者におすすめなのは、鳩待峠から始まる所要時間約6時間のハイキングコースです。
鳩待峠から山ノ鼻、牛首分岐へと向かい、ヨッピ吊り橋を渡ったら竜宮十字路を通り、牛首分岐を経て再び鳩待峠です。
歩行距離は約19kmなので、体力に自信がある大人向けですが、2000mを誇る山々の景色が楽しめるので挑戦の価値ありです。
体力に自信がなかったり子供連れで挑戦したい場合は、鳩待峠から山ノ鼻へと向かい、牛首分岐で研究見本園方面に進み戻る、距離約12kmで約4時間のコースが最適です。

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