知恩院で写経体験♪京都の一人旅におすすめ!

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京都東山にたたずむ知恩院の旅行ガイドです。

知恩院は、JR京都駅から、地下鉄東西線「東山駅」もしくは、市バス「知恩院前」下車が最寄りです。

知恩院観光で意外と知られてないのが「写経体験ができること」です。
一回2000円、予約なし、さらにお坊さんのありがたいお話も聞けるので、時間に余裕があれば体験してみるのもいかがでしょうか?

圧巻の国宝・三門/ 京都東山「知恩院」

知恩院に向かうとき、まず出迎えてくれるのは国宝・三門です。

通常の寺院では「山門」と表記するのに対して、知恩院では三つの門と書くのが特徴です。

門の中央に掲げられている「華頂山」の額の大きさはなんと畳2畳以上!この三門がいかに大きいかというのかがわかります。

楼上内部は通常非公開ですが、特別公開も催されています。

三門楼上から京都市内を見渡す眺めは絶景!

そして何より、内部は仏堂となっており、普段、明かりが外部から差し込まないようになっているため、天井や壁、柱に描かれている天女や飛龍が色褪せずに残っています。

タイミングが合いましたらぜひご鑑賞することをおすすめします!

イベント盛りだくさん!早朝法話、ミッドナイト念仏、写経会etc…/京都 東山

三門の近くにある掲示板には色々な情報が載っています。

毎月更新される「今月のことば」やその月の行事などの情報を知ることができます。

晨朝輪番法話は毎朝7時~(月によって時間帯が異なります)、日中輪番法話は10時20分~法然上人御堂(集会堂)で総本山知恩院布教師によって行われています。

ミッドナイト念仏in 御忌(ぎょき)は、法然上人を偲び、三門楼上にて、4月18日午後8時~翌朝19日午前7時までオールナイトで念仏を唱え、木魚を叩くというイベントです。

どちらも入場無料&出入り自由なので、気軽に参加できます。

知恩院の七不思議の一つ、「鶯張りの廊下」/ 京都 東山

知恩院には古くから伝わる七不思議が存在します。

諸堂修理のため現物非公開のものもありますが、ラインナップは以下の通りです。

・鴬(うぐいす)張りの廊下
・白木の棺
・忘れ傘
・抜け雀
・三方正面真向の猫
・大杓子
・瓜生石

実際に見た中で、一番印象深かったのが、この「鶯張りの廊下」です。

時代劇で見かける忍者の「忍び足」。音を立てないようにこの廊下を歩くと・・・なんと鶯の鳴き声のような音が鳴るんです!

床がきしむ音が鴬の鳴き声に似ていると言われており、静かに歩こうとすればするほど音が出る構造になっています。

そのため、「忍び返し」とも呼ばれており、当時のセキュリティーシステムとして機能していたようです。

山亭にて写経体験

写経とは、仏さまの「経」を一字一字「写」しとり、その正しい教えをしっかり受け止め、こころを整える行です。

知恩院の山亭で行う写経は「発願文」や、法然上人が最後に残された「一枚起請文」などを3つの中から選ぶことができます。

初心者はこの「発願分」がおすすめです。こちらの発願分の内容を写経し所要時間は約40分かかりました。

ちなみに一枚起請文にトライした時は所要時間60分以上かかりました

静かな空間で、一心に丹精込めて文字を綴ることで、心が浄化された気がします。

こちらの山亭は知恩院の中でも最高地にあるので西の方角を見渡すことができます。

晴れた日には、京都の五山 左大文字も見ることができます。

写経後の楽しみ♪/ 京都 東山

写経後は、抹茶と甘味をいただけます。甘味の中身は・・・実際に行って確かめてみてください♪

さらに、お坊さんが寺院内を案内してくださりながら、法話を聞くことができます。

私は今まで4回写経に行き、毎回同じ坊さんに案内していただいています。

とても感じが良く、いつも違う内容を話してくださるので行くたびに新しい発見があります。

法然上人は歴史で習ったものの、実際にどんな人物だったのか、どういう思いをもって布施を行ったのかは知りませんでした。

それが、お坊さんのお話を聞くことで、身近に感じるこができ、思わず胸が熱くなってしまうほどでした。

境内はもちろんのこと、写経や法話など、日常では味わえない贅沢な時間を、

知恩院に行かれる際はぜひ堪能してみてください。

画像出典:1

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