ワット・ポーは、タイ・バンコクで最も古くて大きい寺院のひとつです。
黄金に輝く寝姿の仏像「大涅槃仏」はバンコクを訪れたら必ず見るべきもののひとつと言えます。
サイズはとても大きく、高さ15メートル、幅は43メートルもあります。
ワット・ポー/バンコク・タイ
ワット・ポーは、1788年にラーマ1世によって建てられました。「ワット・プラ・チェートゥ・ポン・ラーチャ・ワ・ララーム」が正式名称です。
もともとはタイに初めて出来た公立大学で、壁画や彫刻を通じて仏教や科学、文学を教える場所でした。
その後1962年には伝統医学とマッサージの学校となり、タイマッサージの本拠地となりました。
本堂の外には、91もの仏舎利塔があります。歴代ロイヤルファミリーの遺灰や仏陀の遺灰が収められているそうです。
大涅槃仏/ワット・ポー、バンコク
大涅槃仏は、とても1枚の写真には収まりきらないほどの大きな像です。
柱があるため、なかなか体全体を撮るのが難しく、何枚もいろんな角度で写真をたくさんとってしまいました。
体全体を撮るなら足下から撮るのがよいのですが、そうするとあまりお顔が見えなくなってしまうのです。悩ましい!
大涅槃仏をよく見ると頭がドリアンのようにトゲトゲしており興味深いです。
耳の形も独特。静かに微笑む大涅槃仏を眺めていると、自分が仏教徒であることを思い出し、心が落ち着きます。
大涅槃仏の足裏/ワット・ポー、バンコク
体も大きいですが、足の裏も大きい「大涅槃仏」です。足の裏の長さは5メートル、幅は1.5メートルもあります。
大涅槃仏のお顔、お体と共に、観光客は皆この足裏もカメラのシャッターを切っていました。
足指の指紋は一本一本丁寧に描かれ、その下には仏教とかかわり合いのあるバラモン教の宇宙観が108つの絵で描かれています。
ちゃんと数えませんでしたが、やはり108ぐらいありそうですね。この絵は、貝の一部をはめ込んで作られているので、輝いて見えますね。
大涅槃仏の108つの壷/ワット・ポー、バンコク
大涅槃仏の周りには108つの壷が置いてあります。
この壷ひとつひとつに、1サターンの硬貨を入れていくと、自分の煩悩を捨て去ることができるそうです。
やりたい人はお金を支払えば硬貨の入った入れ物を受け取れます。観光客も多く列は後ろに長く続きます。
後ろの人も待っているし早く入れなくては...と焦るうちに「あら、この壷にはもう硬貨を入れたかしら?」とよく分からなくなってしまいましたが、「煩悩を捨て去ろうという気持ちが大事」ということにしておきましょう。
ルーシーダットン/ワット・ポー、バンコク
タイ古式ヨガ「ルーシーダットン」に興味のある方は、朝8時に行くと皆でヨガをやっているようです。
先生の動きを見ながら、あわせてやってみましょう。伝統医学の本場でのヨガはきっと素晴らしいものになります。
最後に、おすすめの観光の順番をご紹介します。
まずワット・プラケオを観光します。その後ワット・プラケオからここワット・ポーまでは徒歩10〜15分ほどで到着できます。
ワット・アルンへの行くための船着き場「ター・ティアン」へは、ワット・ポーからすぐ。是非続けて回ってみてください。